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阿賀の庄ブログ

2025年1月9日 [ 近況 ]
新年のご挨拶【令和7年1月】

阿賀の庄施設長 青木 賢樹 

 新年あけましておめでとうございます。今年は令和7年、西暦では2025年、今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。干支は、甲乙で始まる十干(じっかん)と十二支の組み合わせは全部で60通りですが、その42番目になります。そして乙は、十干の2番目で植物の成長にたとえると、「手指の殻を突き破り、芽を出す状態」を意味します。さて、へびというと、しばしば嫌われ者の扱いをされがちですが、一方で、脱皮を繰り返して成長することや、その生命力の強さから「再生」「復活」「長寿」を象徴し、縁起がいい生き物とされることもあります。皆さんは、へびに対してどのようなイメージを持っているでしょうか。自分は、あまり好きではありませんでしたが、医学の紋章や医学部の紋章にはよく蛇が描かれています。例えば、「アスクレピオスの杖」はとても有名で、ギリシャ神話に登場する名医アスクレピオスの持つ、一匹の蛇が巻き付いた杖のことで、医療・医術の象徴として世界医師会(WMA)、世界保健機構(WHO)のロゴなど、世界に広く用いられています。医術の神であるアポロンの子、アスクレピオスは死人をも生き返らせるほどの名医で、そのため冥界を混乱させたとしてゼウスに殺されてしまいますが、その後、医神として天空に上げられ、へびつかい座となりました。神話では、アスクレピオスが患者を診察している時、彼を驚かせた蛇を杖で殺してしまいますが、他の蛇が、死んだ蛇の口に魔法の薬草を入れてよみがえらせます。この力に感動しか彼は杖に巻き付いた一匹の蛇をシンボルとしましたが、へびつかい座になったアスクレピオスは杖を持っていません。下界の身に必要で天空の神に不必要なもの。それは「医の倫理」であり、転ばぬ先の杖と考えられています。案外、蛇は、医学と関連が深いようです。皆様も、何か思い出、記憶に蛇が出て来るでしょうか。

 さて、コロナ感染もやや落ち着きつつあります。当施設の対応も、ご家族の面会も少しずつ以前の状況に戻ってきております。長い間、利用の皆様、ご家族様にはご迷惑と不自由をおかけしたことをお詫びしたいと思います。また入居者の皆様にも、楽しみ会や催し物なども再開し、家族との面会なども、以前のように気楽にできるようにしていきたいと考えております。できる範囲で入所者様が楽しく暮らせて、平穏な日々が続いて、入所のストレスや緊張など、職員一同で対処して、日常生活を通常通り暮らせるように対応して、あらゆる面から支えて行きたいと考えております。ご家族の皆様にとっては、今年一年も良き年で、平和と安全で、新しい年であることを記念して挨拶に替えていたいと思います。何卒、宜しくお願いいたします。

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