脳神経センター阿賀野病院では11月現在、下記の職種を募集しております。
事前の職場見学をご希望の方は、当院代表電話までお問合せください。
新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。昨年は新型コロナウイルス感染症に伴う社会生活の制限がなくなり、社会の活性化が一気に進みましたが、インフルエンザの流行拡大も伴って、感染への注意は今後も必要です。当院でも入院患者の皆様の健康を守るため、基本的な感染予防策は今後も継続していきますので、ご来院の皆様方にもご協力をお願い申し上げます。
さて、昨年はウクライナ問題に加えてイスラエル・パレスチナ問題が深刻化しました。世界平和の危機、社会不安と相まって、記録的な円安の進行、物価高、燃料費高騰などにより、日常生活の困難さが増しており、今年も改善の見通しはありません。病院運営にも大きな打撃になっていますが、困難な状況下でも医療サービスの向上に努め、より良い医療を提供できるよう日々努力しています。
こんな中、今年の秋に当院は開設50周年を迎えます。これに合わせて老朽化した病院の改修工事を行っていますが、新管理棟は昨夏に竣工し、現在は外来、検査科、放射線科等の改修工事を順次進めています。診療機能を維持しながらの工事のため、工事期間は長期に渡り、病院をご利用になる皆様方に、多大なご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。
今年は辰年です。辰は十二支の中で、唯一架空の動物で龍を意味します。天を駆け巡る勇壮な龍の力で、社会に渦巻く暗雲が蹴散らされ、社会の活性化が進んで発展の年となることを切に祈りたいと思います。
脳神経センター阿賀野病院院長 近藤 浩
嗜好調査とは、患者様に食事の量や味付けなどの意見を伺い、食べやすい食事や好みを把握して、献立内容や調理方法の見直しを実施するために行う調査で毎年実施しています。
令和5年度の結果は、食事の量、おかずの味付けは丁度いいという意見が半数以上みられました。好きな食べ物の項目では、昨年は魚や肉料理でしたが、今年は麺類、カレーが人気でした。麺類は1~2週間に1回提供しており、夏は冷やし中華やそうめん、冬は温かいラーメンや煮込みうどんなど季節に応じて提供しています。嗜好調査の結果から、カレーは1ヶ月に1回取り入れています。
今後もよりよい食事を提供できるよう、嗜好調査の結果を参考にして、献立作りに役立てて参ります。ご協力頂いた患者様、職員の皆様、ありがとうございました。
令和5年10月 栄養科
写真は今年上半期に提供した人気メニューのうち、シーフードカレー(付け合わせ:コールスローサラダ)と野菜タンメン(付け合わせ:ギョウザ)です。
8月9日に阿賀野市近隣より4名の高校生が職場体験に来られました。
昨年とは違い、患者さんとのふれあい体験に「食事介助」が復活しました。患者さんも嬉しそうにしていたことが印象的でした。
≪主な体験内容≫
・手指衛生(ブラックライトを用いたチェック)
・ディスポ防護服の着脱体験
・ベッドメイキング(シーツ交換や電動ベッドの体験)
・移乗(車椅子、ストレッチャー)
・バイタルチェック(血中酸素濃度、血圧、心拍数の測定など)
・患者さんとのふれあい看護体験(食事介助、院内散歩、足浴、リハビリ室の見学等)
・座談会(看護師、看護部長との質疑応答)
≪参加高校生の感想≫
・初めての事ばかりで緊張したけれど、優しく教えてもらって楽しく体験できました
・ふれあい体験で患者さんがとても喜んでくれて嬉しかったです
・ほかの職種との連携も見学できてよかったです
・看護師さんが患者さんのことを一番に考えて行動するところがかっこよかったです
・看護師になりたいという夢がまた大きくなりました
≪担当看護師の感想≫
・自分が高校生だった時の看護一日体験を思い出し、初心に返ることができた
・緊張しながらも、目を輝かせて体験する高校生を見て嬉しかった
・今回の体験が看護の道に進むきっかけになってくれればと思う
今回は、当院の特色である神経難病の患者さんの摂食嚥下を中心に、患者さんが口にするミキサー食やとろみのついた飲み物の説明、言語聴覚療法の見学をしました。
新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。2020年1月に国内で初めて報告された新型コロナウイルス感染症は、変異株の出現により感染拡大を繰り返し、収束することなく4年目の春を迎えました。ワクチン接種も回数を重ね、感染者数に比して重症者・死亡者数は減少しましたが、連日多数の感染者が報告されています。今後もウイズコロナの時代を歩んでいかなければなりませんが、社会生活の制限は緩和され、コロナ前の生活を取り戻しつつあります。
しかし、重症化しやすい高齢者や病弱者をお世話する医療・介護の分野では、感染拡大を極力避けなければならず、安全な療養環境を提供するため、今後も緊張感を維持しながら日々の業務に当たりたいと思います。
また、昨年2月に始まるロシアのウクライナへの軍事侵攻による社会不安やエネルギー危機、その後の記録的円安による燃料費高騰と物価高が毎日の生活を直撃しています。新年になっても好転の見込みはなく、今後の不安が募るばかりです。
このような社会状況ではありますが、2024年秋の当院開設50周年に向けて、コロナ禍で中断していた病院施設の改修工事を昨年秋から再開しました。2016年春に始まった一連の改修工事もこれが最後となります。病院機能を維持しながらの長期間の工事となり、病院を利用される皆様方にご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。
今年は卯年です。野を駆け回るうさぎの如く、当院にとりましても、皆様方にとりましても、今年が飛躍の年となりますことを切に願いたいと思います。
本年もより良い医療を提供すべく努力して参りますので、これまで同様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。
脳神経センター阿賀野病院院長 近藤 浩
8月10日に新発田市内の高校から3名の生徒さんが職場体験に来られました。
将来は看護師になりたいと考えている生徒さんもおり、1日という短い時間でしたが少しでもイメージが湧くような体験であればと願います。
≪主な体験内容≫
・手指衛生(ブラックライトを用いたチェック)
・バイタルチェック(検温、血圧、心拍数の測定など)
・ベッドメイキング(シーツ交換や電動ベッドの体験)
・移乗(車椅子、ストレッチャー)
・患者さんとのふれあい看護体験(車椅子での院内散歩、足浴、リハビリ室の見学等)
・座談会(2年目の新人看護師との質疑応答)
≪参加高校生の感想≫
・実際に患者さんとふれあう機会があり、楽しかったです。
・体験だけでも大変で疲れましたが、患者さんの”ありがとう”という言葉で疲れが吹き飛びました。
・なれない事がたくさんあって戸惑いましたが、ストレッチャーや車椅子体験が楽しかったです。
・患者さんが快適にストレスなく生活できるかなど、人の気持ちを考えて行動することが大切だと学びました。
・患者さんと話しながらでもスムーズに処置する看護師さんがかっこよかったです。
・看護の仕事の苦労や大変さがわかり、今後の進路の参考になりました。
≪担当看護師の感想≫
・見学の多い看護体験となってしまいましたが、意欲的に取り組まれていました。
・看護師不足のため、このまま看護師を目指して進んでもらいたいと思います。
・看護学生の頃を思い出しました。それぞれがしっかりとした夢を持っていたので、目標に向かって頑張ってほしいです。
例年であれば、ふれあい看護体験で食事介助の体験もできたのですが、感染症第7波の影響により見学のみとなってしまい、生徒さんには申し訳ない気持ちでいっぱいです。病室への挨拶や見学の際には、高校生とおしゃべりがしたいと話しかけるなど、患者さんも活気づき、病棟内がとてもにぎやかになりました。
5月~6月にかけて、全職員対象の実技実習をしました。これまでは石鹸による「手洗い」のチェックを行ってきましたが、今回は手指用アルコール消毒薬による「手指消毒」のチェックを行いました。日常的に使用するようになったアルコール消毒薬ですが、きちんと消毒できているのか目で見て評価し、職員ひとりひとりが手指衛生について見直す機会としました。
消毒薬に見立てたチェック用ローションをいつも通りの手順で手に擦り込み、ブラックライトにかざして確認します。写真の矢印部分に塗り残しがありました!
親指や手首あたりが光っていません。 よく、手首まで塗る、指は一本一本消毒すると言われていますが、自分の「いつも通り」がこの状態だと確認できました。チェック後は再度ローションを塗って確認してみたり、ローションを落としたあとの手洗いチェックとしてブラックライトに照らしてみたりする職員もいました。