新年のご挨拶 近藤 浩

新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。昨年は新型コロナウイルス感染症に伴う社会生活の制限がなくなり、社会の活性化が一気に進みましたが、インフルエンザの流行拡大も伴って、感染への注意は今後も必要です。当院でも入院患者の皆様の健康を守るため、基本的な感染予防策は今後も継続していきますので、ご来院の皆様方にもご協力をお願い申し上げます。

さて、昨年はウクライナ問題に加えてイスラエル・パレスチナ問題が深刻化しました。世界平和の危機、社会不安と相まって、記録的な円安の進行、物価高、燃料費高騰などにより、日常生活の困難さが増しており、今年も改善の見通しはありません。病院運営にも大きな打撃になっていますが、困難な状況下でも医療サービスの向上に努め、より良い医療を提供できるよう日々努力しています。

こんな中、今年の秋に当院は開設50周年を迎えます。これに合わせて老朽化した病院の改修工事を行っていますが、新管理棟は昨夏に竣工し、現在は外来、検査科、放射線科等の改修工事を順次進めています。診療機能を維持しながらの工事のため、工事期間は長期に渡り、病院をご利用になる皆様方に、多大なご不便をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。

今年は辰年です。辰は十二支の中で、唯一架空の動物で龍を意味します。天を駆け巡る勇壮な龍の力で、社会に渦巻く暗雲が蹴散らされ、社会の活性化が進んで発展の年となることを切に祈りたいと思います。

 

脳神経センター阿賀野病院院長  近藤 浩

五頭山と新しい棟

2024年1月4日 | カテゴリー : Dr'sコラム | タグ : , | 投稿者 : 脳神経センター阿賀野病院