当院では院内感染防止対策委員会の主催で、定期的に研修会を開催しています。
今回は「最近話題の感染症」と題し、近頃ニュースなどでも耳にするウィルス感染症について、当院の横関医師より解説がありました。
今回解説されたのはデング熱、MERS(中東呼吸器症候群)、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)感染症の3つです。
それぞれの感染症について、流行の経過や原因、症状、対策や治療法の紹介がありました。
その中で、MERSの家族感染が多いのは、看護師の他にも家族が介助などにより濃厚な接触をするからといったことや、
HIV感染者数は世界的に減少傾向にある中、日本が先進国内で唯一増加傾向にあることなど、
不勉強ながら初めて聞くこともいくつかありました。
またHIV感染症の報道に関係して、医療関係者として知っておくべきLGBT(性的マイノリティ・多様性)についても説明がありました。
今回の勉強会では、テレビや新聞、ネットなどで知った断片的な知識を集中して復習できたことに加え、新しい情報も得ることができました。
国際化により、今後も様々な感染症との接点があると考えられますが、ニュースを聞いただけでわかったような気にならず、
患者さんへはもちろん、自分や家族など身の回りにも注意を払い、感染防止に努めていこうと思います。