新年のご挨拶 近藤 浩

  新年を迎え、皆様方はいかがお過ごしでしょうか。2020年1月に国内で初めて報告された新型コロナウイルス感染症は、変異株の出現により感染拡大を繰り返し、収束することなく4年目の春を迎えました。ワクチン接種も回数を重ね、感染者数に比して重症者・死亡者数は減少しましたが、連日多数の感染者が報告されています。今後もウイズコロナの時代を歩んでいかなければなりませんが、社会生活の制限は緩和され、コロナ前の生活を取り戻しつつあります。
 しかし、重症化しやすい高齢者や病弱者をお世話する医療・介護の分野では、感染拡大を極力避けなければならず、安全な療養環境を提供するため、今後も緊張感を維持しながら日々の業務に当たりたいと思います。
 また、昨年2月に始まるロシアのウクライナへの軍事侵攻による社会不安やエネルギー危機、その後の記録的円安による燃料費高騰と物価高が毎日の生活を直撃しています。新年になっても好転の見込みはなく、今後の不安が募るばかりです。
 このような社会状況ではありますが、2024年秋の当院開設50周年に向けて、コロナ禍で中断していた病院施設の改修工事を昨年秋から再開しました。2016年春に始まった一連の改修工事もこれが最後となります。病院機能を維持しながらの長期間の工事となり、病院を利用される皆様方にご不便をおかけしますことをお詫び申し上げます。

今年は卯年です。野を駆け回るうさぎの如く、当院にとりましても、皆様方にとりましても、今年が飛躍の年となりますことを切に願いたいと思います。

本年もより良い医療を提供すべく努力して参りますので、これまで同様のご支援・ご協力をお願い申し上げます。

 

脳神経センター阿賀野病院院長  近藤 浩

2023年1月4日 | カテゴリー : Dr'sコラム | 投稿者 : 脳神経センター阿賀野病院