理事長挨拶
「脳神経センター阿賀野病院」は、昭和49年11月に、秩父政夫により個人立の「阿賀野病院」として設立され、今年で創立40周年を迎えます。
昭和53年1月に、医療法人潤生会(初代理事長:秩父政夫)を設立し、平成9年4月には、介護老人保健施設「阿賀の庄」を開設して、地域医療に貢献してきました。
平成15年5月に、二代目理事長として石川厚が就任し、脳神経内科疾患の専門病院としての機能の充実に努め、平成20年11月に、「脳神経センター阿賀野病院」と改称しました。
その後、従来からの地域医療のほか、パーキンソン病や脊髄小脳変性症などの、いわゆる「神経難病」の専門医療施設として発展し、今日に至っております。そして、この度私が三代目理事長を拝命し、病院運営を引き継ぐこととなりました。
「神経難病」は、その特殊性から、一般医療機関での長期管理は難しく、専門医療機関での管理が必要です。また、社会の高齢化に伴い、認知症など、老化に関連する様々な神経疾患の増加がみられ、その専門的医療も求められています。
当院は、新潟県難病医療ネットワークの基幹協力病院に指定されており、脳神経内科専門医により、適切な専門的医療を提供しています。リハビリテーション部門を充実させ、身体機能の維持・向上、機能障害の進行予防を図っているほか、病気や障害を持った方々に、少しでも気持ち良く療養していただける環境を提供すべく、看護部門をはじめとして、各職種が一丸となって努力しています。
当院には介護老人保健施設が併設され、特別養護老人ホームも隣接しています。これらの施設とも有機的に協力し合いながら、長期的に安心できる医療を提供しています。
当院は、新潟平野を見下ろす五頭連峰の麓にあり、周囲を緑に囲まれた風光明媚な地にあります。このような落ち着いた療養環境の中で、最善の医療を提供すべく努力していきたいと思います。
平成26年4月
医療法人潤生会 第三代目理事長 近藤 浩